侍パンチ水上の現在!相方を禿げさせた山ちゃん鬼の追込みと結成秘話

エンタメ

2023年4月から放送をスタートした新日曜ドラマ、『だが、情熱はある(日本テレビ)』

人気お笑い芸人「オードリー」の若林正恭さんと、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんの笑いあり涙ありの半生を描いた、❝ほぼ実話❞のドラマです。

その中で登場した、❝山ちゃん❞こと山里さんが、お笑い養成所NSC大阪校に入学後初めて組んだコンビ「侍パンチ」でした。

ドラマでは「宮崎くん」という人物で描かれていますが、実際にコンビを組んでいたのは水上さんという男性です。

ドラマ放送後には、山ちゃんが相方に対して行ってきた衝撃的な仕打ちが反響を呼ぶことに…

今回は、「侍パンチ」水上くんの現在と、相方を禿げさせた山ちゃん鬼の追込み、結成秘話について調べてまとめました。


侍パンチ水上の現在

ネット上に溢れる情報をくまなく調べてみましたが、残念ながら水上くんの現在の様子についてはどこからも確認することができませんでした。

個人的な見解ですが、水上さんは最終的にお笑い芸人の道には進んでいないのではないか、と推察します。

引き続き吉本興業に所属していれば、山ちゃんがそうであるように別のコンビを組む可能性が高いですが、少なくとも今名前が通っているコンビやユニットの中に「元侍パンチの水上くん」と思しき人物は確認できませんでした。

また、NSCの入学者は、1990年代のピーク時にはなんと年間で1000人近く、お笑い芸人の志望者が減ったと言われる最近でも、年間500人近くが入学します。

そして、その中で「3組売れれば良いほう」と言われる厳しい世界。

当然卒業したら全員がお笑いの道に進むわけではありません。

単位取得等制度はなく、授業の出席日数も卒業には関係なし。
とりあえず授業料をおさめて在籍だけしておけば、翌3月に自動的に卒業できる仕組みになっているため、幽霊部員ならぬ幽霊学生もたくさんいるようです。


後述しますが、山ちゃんの❝厳しい追込み❞に、身も心も疲れ果ててしまった様子の水上さん…
そのままお笑い芸人に懲りて、別の道に進んだ可能性が高いのではないかと考えます。

相方を禿げさせた山ちゃん鬼の追込み

「自分はおもしろい!」と自信を持ってNSCに入学後、待ち受けていたのは優秀な同期たちの存在でした。

NSCの授業内容のうち4割を占めるという「ネタ見せ」。
必死に考えて練習したネタを教室で披露するけれども、全然ウケない。

山ちゃんの積もる焦りや苛立ちを真っ向からぶつけられることになったのは、他でもない相方の水上さんでした。

以下は、過去を回想した山ちゃん本人が、「自分のことをクズだと思う」と言い切るほどのエピソード。

墓場に呼び出し滑舌の練習

水上さんは元々滑舌があまり良くなく、巻き舌がうまくできなかったそう。

そんな彼を長居公園の墓地に呼び出し、半日以上に渡って巻き舌や「ら行」の発音練習と称してひたすら「ルルル…」と言わせていたそうです。

ドラマ上ではちょっとマイルドに描かれていました。

山ちゃん曰く、

知らない人の墓石に座り、目の前に水上さんを立たせて「お前、ら行言えや」と(強制的にやらせていた)。

鬼畜…というか他人様の墓前でそんなことしてバチがあたりますよ。


「なんでやねん」を3時間

当時、コンビのボケを担当してた山ちゃん。

滑舌の良くない水上さんにキレのあるツッコミをさせるため、「なんでやねん!」のフレーズだけを3時間ひたすら30回以上練習させていたそう。

このシーンはドラマでも❝千本ノックなんでやねん❞と題して描かれていますね!

3時間で30回以上…きっと合間合間に厳しいダメ出しでもしていたのでしょうか。
想像しただけで気が滅入ってしまいそうです。


お笑い映像を長時間見続けさせる

時にはバイトを休ませてまでお笑いのビデオを数十本見せ続けることも。
数十本というと、1本1時間と仮定しても、何十時間ということでしょうか。

その他にも、1日30個ブサイクいじりのワードを考えてくる等の❝宿題❞を課すなど、山ちゃんの暴君ぶりはとどまることを知らず。

当時「侍パンチ」のネタ合わせを見た同期に

「まるでカツアゲをしているようだ」

と言われたんだそうです。

カツアゲって罪ですからね。

山ちゃんの❝追込み❞という名のパワハラに次第に疲弊していった元相方・水上さん

もともとイケメンの部類だった外見は、気づけばストレスで髪が薄くなり頬は瘦せこけ面影のない姿に。

そしてある日のこと、

「解散させてくれ」

と言われてしまったのですね。
必死に引き留めるも時すでに遅し。

当たり前ですよね。
しかし、この時点でもなお山里さんは、水上くんは自分にゾッコンで、ずっと一緒にやっていけると思っていたんだそう。

結局、「侍パンチ」は結成1年足らずで解散することになりました。

山ちゃんもこの時のことはとても反省している様子…


後日談

今まで何をしても怒らずついてきてくれた水上くんですが、解散した後に一度だけ激怒したことがありました。

「侍パンチ」が解散した後に、西田さんという次の相方を見つけコンビを組むことになった山ちゃん。

よほど当時のコンビ名を気に入っていたのでしょう。

水上君に、「侍パンチって名前、新コンビで使っていい?」と聞いたら、
人間として、君ってどうなの

と初めて大きな声で怒られたんだそう。

いや、当たり前ですよね。(2回目)
人間としての根本を疑いたくなる気持ち、共感しかありません。


結成秘話

1年足らずであえなく解散を迎えた「侍パンチ」ですが、実は山ちゃんの熱烈なラブコールを水上さんが承諾する形で結成に至った経緯がありました。

山ちゃんNSC大阪校へ入学

1999年、山ちゃんが関西大学に在学中で3年生の時に吉本総合芸能学院 (NSC) 大阪校へ22期として入学します。

ちなみに千葉県出身の山ちゃんが関西の大学に進学を決めたのは、女子にモテるべくお笑い芸人になりたいという夢があり、NSC大阪校へ通うためだった。

このNSC大阪校22期生、「同期の中で3組売れたら良いほう」と言われる厳しい世界のなかで、のちにNSC東京5期とともに❝華の22期❞と呼ばれる黄金世代になります。

東京5期および大阪22期の同期
キングコング、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、NON STYLE、なかやまきんに君、ネゴシックス、平成ノブシコブシ、久保田和靖(とろサーモン)、ダイアン、大西ライオンetc…

いかがでしょうか。
お笑いにそこまで詳しくない方でも「聞いたことある!」という芸人さんが多いのではないでしょうか。

教室のなかで優秀な同期に囲まれ、劣等感を感じてしまった理由がわかる気がします。


なぜ水上さんに声をかけたのか

山ちゃんは相方を探す際に、「イケメンであること」を絶対条件として探したそうです。

今でもそうですが、イケメンのお笑い芸人には女性ファンを獲得しやすいというメリットがあります。
山ちゃんもそこにあやかりたい気持ちがあったのかもしれませんね。

しかし、千葉県出身でバリバリ標準語の山ちゃんは相方選びに大苦戦
どうにか相方を見つけたい一心で、必死にいわゆる❝イケメン❞な同期に声をかけまくったんだそう。

そこで振り向いてくれたのが、当時三重県から大阪へ来たばかりで、山ちゃんの1歳年下だった水上さんでした。


「侍パンチ」の結成から解散まで

NSCは基本的に4月に入学して、翌3月に卒業する1年間完結型のスクールとなっています。

「侍パンチを組むも、卒業間近で解散した」

とのちに語っているため、実際にコンビを組んでいたのは、2000年春以降から2001年2,3月頃までの長くとも9,10か月程ではないかと推察されます。

水上さんからしてみれば、熱烈なオファーを受けてコンビ結成を承諾したのに、まさかこんなことになるとは想像もつかなかったでしょうね…


まとめ

今回は「侍パンチ」水上さんの現在と、相方を禿げさせた山ちゃん鬼の追込み、結成秘話について調べてまとめました。

・水上さんの現在の様子は確認できなかった
お笑いの道に進んでいない可能性が高いと推察
・墓地で活舌の練習、お笑いビデオを数十時間見せる、等パワハラ的な追込みをしていた
・「相方はイケメン」の絶対条件の下、山ちゃんの熱烈なオファーによって結成した経緯がある

イケメンを条件にして相方を見つけたはずが、自分が追い込んでストレスを与え、相手の外見までをも変えてしまった山ちゃん。

そして、この一件で反省して改心するかと思いきや、次に組んだコンビ「足軽エンペラー」でも大暴走してしまうのでした。

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