市川猿之助の件は週刊誌のせい?問われる責任と未だ判明しない4つの謎

話題

市川猿之助さんと父親(市川段四郎さん)、母親(延子さん)が自宅で倒れ、救急搬送された件。

市川猿之助さんは幸い一命を取り留め、現在はすでに退院していることが発表されていますが、いまだ謎が多い今回の状況。


奇しくも同日、週刊誌で市川猿之助さんに関するよからぬ報道がされたことも相まって、現在も様々な憶測が飛び交っています。

今回は、市川猿之助さんに関する一連の騒動と週刊誌の関連、未だ判明しない状況の4つの謎について調べてまとめました。


※追記※
2023年6月27日、警視庁が市川猿之助さんの逮捕状をとったことが判明しました。本日中に逮捕される見込みです。
逮捕容疑については、母親が命を絶つための手助けをした疑い。



市川猿之助の件は週刊誌のせい?問われる責任

週刊誌の報道内容

今回の騒動が表沙汰になった時に、まっさきに原因の一つとして指差されたのが週刊誌「女性セブン」のスクープ記事でした。


「歌舞伎激震の性被害! 市川猿之助 コロナ拡散濃厚セクハラ」というセンセーショナルなタイトルをつけられたこの記事には、

●劇場関係者やスタッフが深刻なセクハラを受けたという証言内容
●市川猿之助さんの性的嗜好のこと
●お酒を飲むと豹変し、拒めば舞台から外される

など、テレビで見かける気さくで明るいキャラクターからは想像ができない、耳を疑うような内容がズラリ。


しかし、この記事が話題にのぼるよりも早く、市川猿之助さんの一連の騒動が大きく取り上げられたために、世間から「週刊誌のせいではないか」と非難を浴びることになりました。


ジャニー喜多川氏の性加害疑惑について大きな問題になっている今、この記事の内容が事実であれば見過ごせない問題だと思います。

しかし、仮に内容が事実であったとしても、疑惑を報じるにあたって週刊誌やマスコミの節度、報道の在り方が改めて問われることになりそうです。


※ちなみに、市川猿之助さんの事務所は5月23日付けで新たなコメントを発表しており、「弊社管轄の現場において」という条件付きで「そのような事実は現在出てきておりません」と報道内容を否定しています。


世間からは責任を問う声も

報道内容の事実確認は依然として取れないままですが、ネット上では「週刊誌の報道はやりすぎではないか」、との批判の声が相次いでいます。




未だ判明しない4つの謎


週刊誌の報道と今回の件を結び付けて報じられることが多いなか、各メディアや報道番組で必ずと言って問題提起されるのが「本当に記事ひとつでここまで追い詰められてしまうのか?」という疑問。

市川猿之助さんが繊細な方だったというのは耳にしたことがありますが、それでも両親を巻き込むような大事になるのかは確かに疑問が残ります。

そして、今回の状況においては、いまだ釈然としない不可解な数々の謎が残されています。


疑問① 動機


一番の疑問はやはり「動機ではないでしょうか。


猿之助さんは病院に搬送された際に、混濁した意識の中で

「週刊誌にあることないこと書かれた」

と医師に話していたと言います。


週刊誌の内容を見ると、5月15日(発売日は5月18日)に猿之助さんを直撃取材しており、今回このような記事が出ることは猿之助さんもわかっていたはず。

わざわざ医師に告げるくらいですから、今回の件と一ミリも関係がない、ということはないのでしょうが、それが主な動機だったのかは釈然としません。


なお一部メディアでは、

●「梨園の関係者の話」として、15日に直撃取材された際に、今回週刊誌に掲載されたものよりもさらに踏み込んだ内容のことを聞かれ、そのことが載るのではと悪い方向に❝誤認❞してしまい今後を悲観したのでは。


●父・市川段四郎さんは近年体調不良で寝たきりが続いており、恒例の母親が「老々介護」をしている状況だった。金銭的にも猿之助さんが頼りで、疲弊してしまったのではないか。

といった報道もされています。


しかし、いずれにしてもご本人の口から出た言葉ではなく真偽は不明
あくまでも憶測の域を出ない仮説でしかありません。


疑問② キャンバスに書かれたメッセージ

今回猿之助さんは、マネージャー兼俳優Mとされる人物に書置きを残していたことがわかっています。


「先立つ不孝を詫び、愛している」という内容のメッセージと、「財産はMに相続を」という財産分与に関するもの。
このうち前者は、床に立てかけられた状態のスケッチブックに書かれていたと言います。


報道が事実なのであれば、猿之助さんは事件のあった前日に「家族会議で話し合って決めた」と話しているようです。

もし事前に決まっていたのだとしたら特定の相手に宛てた、しかも「愛している」というような個人的な内容の書置きを、わざわざ大勢の人目につくようにスケッチブックに書いて立てかけたりするのでしょうか。


ここは個人的な考え方の問題かもしれませんが、もし計画的だったのであれば、人目に触れないよう便箋に書いて封筒に入れるなり、配慮するのではないかな、と感じました。

もっぱらそこまで考えが及ばないくらい、追い詰められていたのかもしれませんが…


計画的なのか突発的な行動なのか、そのあたりもはっきりしない部分がありますね。


疑問③ 開いていた自宅の鍵

午前10時過ぎにマネージャー2人が市川猿之助さんの自宅に着いた際、自宅の鍵は開いていたと言います。


「鍵の閉まっていない猿之助さんの地上2階建ての自宅に入り」
引用:TBS NEWS DIG 


目黒区の高級住宅街にある大きな一軒家で、しかも物騒な事件も多いこのご時世に、普通に考えて普段から鍵を開けっぱなし…というのは考えづらいですよね。

ということは、猿之助さんかもしくはご両親がわざわざ開けておいたということなのか?
早く見つけてほしいという気持ちの表れだったのか…


この点についても疑問が残ります。


疑問④ 両親の状況

今回ご両親は、猿之助さんが見つかった半地下とは別の階、リビングの床に2人並んで寝た状態、そして一枚の布団がかけられた状態で見つかりました。


ご両親の状況については、

●特に父親・段四郎さんについては有名な歌舞伎俳優、残された弟子や一門について思うところはあっただろうに、生前に残した手紙などは見つからなかった
●お二人ともパジャマ姿だった
●亡くなった原因と言われている薬の空き箱が見つかっていない
●薬は医師からの処方が必要なはずで、入手経路が不明
●両親ともに床に寝た状態で一枚の布団→猿之助さんがかけたのか?

などご両親に関しては特に疑問点が多く残っています。


その姿で見つかることがわかっていたのに、なぜパジャマ姿なのか?
家族会議で決まったとして、タイミングよく大量の薬が手に入ったのはなぜか?


状況が明らかになるにつれて、謎は深まるばかり…
今後の真相究明を待ちたいと思います。


まとめ

今回は、市川猿之助さんに関する一連の騒動と週刊誌の関連、未だ判明しない状況の4つの謎について調べてまとめました。

ネット上やメディア含めて様々な憶測が飛び交っていますが、ことの真相を知るのは市川猿之助さんただひとりだけ


以前、ご自身の半生を振り返る番組に出演した際に「生きていれば何とかなる」と仰っていた姿が印象的でした。

一命を取り留めたことは本当に奇跡であり、今はなによりもまず体調の回復に努め、ご自身の口から真相が語られるのを待ちたいと思います。


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