顔画像|青木政憲の兄弟家族は?過保護な生い立ちと投降前の父との電話

人物

自然豊かで静かな町で突如発生した、長野県中野市の立てこもり事件

12時間にも及ぶ立てこもりの末、確保された人物は地元の名士でもある中野市議会議長の長男でした。

少しずつ明らかになってきた、青木政憲」という人物の素顔


信頼が厚い市議会議員で経営者でもある父親と、一方では人付き合いが苦手で大学を中退…

その経歴や生い立ちを紐解いていくと、見えてきたのは人望が厚く経営者としてもやり手な父親への劣等感や、引きこもりがちで一人孤独を抱える日々でした。


今回の犯行動機についても「被害者に悪口を言われたと思った」と語っていることから、一方的に思いつめ恨みを抱いていたものと思われます。


今回は、青木政憲の兄弟や家族構成について、過保護ともとれる生い立ち投降前の父との電話について調べてまとめました。


顔画像|青木政憲の兄弟家族は?

名前:青木 政憲(あおき まさのり)
年齢:31歳
出身地:長野県中野市江部
職業:ジェラート店経営、農業

青木氏の家族構成は、【父、母、本人、弟、妹】の5人家族です。

父親は報道されている通り、中野市議会議長を務める青木正道さん。

中野市議会議員に初当選したのは2014年で、現在3期目。
昨年2022年に中野市議会議長に就任しました。
※今回の件を受けて既に議員は辞任


また、議員を務める一方で、13代にわたる歴史ある果樹園の経営や、そこで収穫された果実を使ったジェラート店を複数経営するなど、経営者としての一面も持っていました。


「Gelateria Frutti(ジェラテリア フルッティ)」
2022年8月11日に中野市に2号店がオープン


こちらのジェラートはふるさと納税の返礼品に採用されたこともあり、軽井沢にある1号店では行列ができるなど非常に評判が良かったといいます

母親は、果樹園の手伝いの他、お花の教室をされていて、県内のスクールやカルチャーセンターで講師を務めたりもしていたようです。

また、とても明るく話し好きな人柄ということで、人付き合いが苦手な青木氏に代わって、ジェラート店の接客なども担当していました。


青木氏には弟と妹がいることが判明していますが、いずれも一般人の為顔画像やお名前などは明かされていません。

地元の方の話によれば、弟さんは自衛隊に入隊しており、北海道の駐屯地にいる(いた?)そうです。



過保護な生い立ちと投降前の父との電話

過保護な生い立ち

地元では有名な資産家で有力者である父親と、フラワーアーティストとして活躍し自立した女性である母親との間に、長男として生まれた青木政憲氏。

その生い立ちは一体どのようなものだったのでしょうか。


小学生時代

「政憲くんも小学生のころはハキハキと明るく話す元気な子だったんだよ。でも、最近は姿も見なかったし、ちょっと家から出ない感じだったのかなぁ」

そう話すのは近所の男性。


小学生時代には野球部に所属し、キャッチャーをしていたそう。

やんちゃな小学生の男の子たちの中では落ち着いた性格だったようですが、後に皆が口を揃えて言う「コミュニケーションが苦手」とか「無口でおとなしい」という印象はあまり聞かれませんでした。


中学生時代

地元の私立中学に進学した青木氏。

中学時代の同級生によると、

「おとなしくて目立たない人だけど、勉強ができて一目置かれる存在」
「少し変わった人、という印象」
「中学生にしては大人びていて少し浮いて見えた」

といいます。


「大事なものについて」という見出しから始まる中学の卒業文集には、「命」の次に大切なのは「金」である、ということを原稿用紙にギッシリと綴っていました。

「貨幣経済において、金の無いものは生きていけないからであります」
「いくら綺麗事を言っても、実際の社会では金が全ての面においてモノを言うのであります」
「金の無い者や、職業に就けない者が心にゆとりなど持てるわけがない」

言葉遣いや考え方が中学生らしくない、というのは何となく理解できますね


裕福な家庭で育ってきたであろう青木氏。
良くも悪くも「金」が何よりも大切であるという考えに至り、よく言えば❝大人びた❞人間性が作られていったようです。


高校卒業以降

地元の県立高校を卒業後は、首都圏にある大学に進学したという青木氏。

高校生になっても両親が代わりばんこに送迎をするなど過保護に育てられた部分もあった様子

しかし、大学ではあまり周囲に馴染めずに卒業間際に中退、地元である長野県中野市に戻ってきたといいます。


その後父親に言われるがままに、

なかば無理やり自衛隊に入隊したものの長続きせず、2,3か月で除隊してしまった

引用:livedoorNEWS

そして今度は、自分の名前がつけられた「マサノリ園」という果樹園の園長を任されたものの、実際には母親が経営を担っているような状態でした。

マサノリ農園の名前の由来はもちろん、青木家の長男である「政憲」氏の名前
自分でつけることはないでしょうから、ご両親がつけたのでしょうね。


そして今度は、父親が経営していた人気ジェラート店の2号店を中野市にオープンするということで、その経営を任せられることに…

こちらも店に立つこともあったようですが、人と交わることやコミュニケーションが苦手ということもあり、接客や実質の店の切り盛りはご両親がしていたそうです。


投降前の父との電話

事件の一報が入った5月25日の夕方から一夜明けた26日午前4時37分。

12時間にわたって立てこもっていた青木氏が、ついに自宅から姿を現し投降しました。

両手を上にあげた状態で、時折頭の上に乗せたりしつつも、特に抵抗する様子はなく自ら歩いてきたといいます。

実はこの少し前、午前4時すぎに警察と一緒にいた父・正道さんに、青木氏から電話があったといいます。

長時間にわたる警察の説得に応じず立てこもっていた青木氏。
立てこもってから、外部の人間との会話はこの電話は初めてだったようです。

この時どのような話をして、どういった様子だったのかはわかっていません。

※追記※ 

青木氏から父親へかかってきた電話の内容は、

「どうしたらいいんだろう?」

と今後の対応を伺うようなものだったといいます。

「警察に行くしかない」

父である正道さんはそう諭したと言います。

そして通話を終えて間もなく、午前4時37分に青木氏はみずから投降したのです。

絶対的な「父」の存在

今回、青木氏の生い立ちを調べるにあたり強く感じたことがあります。

それは「父」という絶対的な存在に対して、青木氏が抱く畏怖の念に近い感情。


特に高校卒業以降で顕著にみえますが、

●大学を中退して地元に戻る
父親の勧めで、なかば強制的に自衛隊へ

●自衛隊を除隊されて戻ってくる
父親に自分の名前をつけられた農園で働く場所を提供される

●農園での仕事もそこそこに引きこもりがちになる
父親にジェラート店の経営者のポジションを用意してもらう

●事件を起こしてなお、「この後どうしたら良いのか」と電話
父親から警察へ行くよう促され、投降する。


2,3か月しか続かないということは、本音を言えば自衛隊には入隊したくなかったのでしょう。

大の大人であれば、父親に対してであっても意見をしたり、反論したりしそうなものですが、それはしていない(もしくはしたとしても、結局父の意見に従う結果になっている)。

常に両親に働く場所を用意してもらい、実家での生活を継続している。

そこには父親の意見に従うことでしか自分の居場所が作れない、依存にも近い関係性すら感じられます。

そして、立てこもり現場から父に電話し、その数分後に投降…

この機に及んでも、青木氏にとって父親は、逆らうことができない絶対的な存在だったのではないかと感じずにはいられませんでした。


ここまで政憲氏のことを気にかけ続けたのは、「本家の跡取り息子」を心配する親心もあったのでしょうか。


まとめ

今回は、青木政憲の兄弟や家族構成について、過保護ともとれる生い立ちと投降前の父との電話について調べてまとめました。

・青木政憲は【父、母、本人、弟、妹】の5人家族
・父は地元中野市議会議長を務める名士であり、弟は自衛官
・高校は両親の送迎、大学中退後は両親に職場を用意してもらうなど手厚く育てられてきた
投降する数分前に父親と電話で話していた

ポツリポツリと動機についても語り始めているようですが、いまだ釈然としない部分も多くある今回の事件。

今後情報が入り次第、随時追記していきたいと思います。


【顔画像】青木正道の長男はアイスクリーム店経営?名前や家族構成も

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