いま、水泳の北島康介さんや、柔道の吉田秀彦さんらが中心となって布教活動に励んでいるという新興宗教、「不二阿祖山太神宮(ふじあそやまだいじんぐう)」。
【独占撮】北島康介・吉田秀彦・萩野公介「五輪金トリオ」が布教に励む「富士王朝は存在した」謎の新興宗教#SmartFLASH #北島康介 #吉田秀彦 #新興宗教https://t.co/BaRbX636Jw
— SmartFLASH (@info_smafla) June 19, 2023
ポーランドに避難しているウクライナの難民に玄米粉を届ける『世界平和人道支援団』として、北島さんや吉田さんらが直近6月5日から国外に渡航している様子を目撃されています。
その渡航には、同じく水泳で活躍した萩野公介さんも同行していたとか
五輪で活躍した金メダリストたちが、揃いも揃って心酔する新宗教「不二阿祖山太神宮」とは一体どのような宗教なのでしょうか。
今回は、北島康介さんらが傾倒する新興宗教「不二阿祖山太神宮」とはどのような宗教団体なのか、教祖の渡邉聖主はどのような人物なのか、について調べてまとめました。
北島康介も心酔|新興宗教・不二阿祖山太神宮とは?
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— てらたまご✿ (@tratamagosyui_n) August 14, 2020
不二阿祖山太神宮は、2009年に設立したばかりの新興宗教団体です。
2012年に現在の法人名(旧:天柱の会)に改称し、山梨県富士吉田市に拠点を置いています。
不二阿祖山太神宮とは?
200万~300万年前、現在教団が拠点とする地に「富士王朝」なる日本最古の王朝と、それに由来する「不二阿祖山太神宮」が存在していたことを主張する教義団体。
古代神社の再建に注力するため、当該団体の公式HPには30億円を目標に「奉賛金」を募っている。
元内閣総理大臣夫人・安倍昭恵さんが名誉顧問を務めていたことでも有名になりましたね。
ちなみに200万年前といえば、通説ではホモ・ハビリス(初めてヒト属に属するお猿さん)が現れたといわれる時期なので、王朝があったかは??ですが、そこは歴史ロマンなのでしょうね
また、この宗教団体では、「宮下文書(みやしたもんじょ)」と呼ばれる書物を教義の中心においています。
「宮下文書」とは?
日本の初代天皇である神武天皇が現れる遥か昔、富士山麓に存在したとされる「富士高天原王朝」に関する伝承を提唱したもの。
筆者や、書かれた背景については不明で謎が多い。
不二阿祖山太神宮。 pic.twitter.com/MhpCk1nobz
— 欲望の赴くままに。 (@LVBSE7w8xeqC5Hf) April 6, 2023
ちなみに、今回北島康介さんらが海外に赴き、支援活動を行ったという「世界平和人道支援団」は、
「天地と共に大調和した人類恒久平和天国文明建設を成就することを目的とする不二阿祖山太神宮のもと、世界恒久平和を願う心ある人々を募り、内外の関係者と手を携え、世界で起きている悲惨な出来事を深く鑑み、国際協力の現場において、お金や物の提供のみでなく、人の魂と苦しみに寄り添い、日本人の「和して共に生きる」生き方と、真心での支援活動を行う」
引用:不二阿祖山太神宮
ものであると公式HPにて説明されています。
つまり、国内外の困っている方に向けて、支援物資の提供や人の心に寄り添う支援活動を行う団体、ということのようですね。
渡邉聖主は何者?
この不二阿祖山太神宮の教祖は、渡邉聖主(わたなべせいす)氏という方です。
名前:渡邉 聖主(わたなべ せいす)
本名:渡邉 政男 (わたなべ まさお)
生年月日:1950年1月6日 (2023年6月現在)
出身地:東京都
学歴:法政大学経済学部
過去の雑誌に掲載されていた内容によると、
「20歳のころから、何者かに意味不明の言葉を言わされていました。調べてみると、それは古代の言語で、ちゃんと存在する言葉だったのです。」
引用:joyhealing.or.jp
こうした経験から、自分が無意識に話していた(言わされていた?)言語である古代文明に関心を持つようになり、上記の「宮下文書」に出会うきっかけになったと語っています。
見よ!これが宇宙エナジーが降ってくる、
— 燈弥 – TOUYA (@Quest24Bible) June 20, 2023
#不二阿祖山太神宮 の #三柱鳥居 じゃ!
#富士王朝 があったのは、 #紀元前2世紀 〜 pic.twitter.com/dQUgv2PXKL
そこから教祖になった詳しい背景は分かりませんでしたが、このような参考文献が確認できました。
「渡邉政男・大宮司は、東京の生まれですが富士山の裾野に養子に来て、その後40年間、宮下文書の研究をされてきました。そのことから、不二阿祖山太神宮の再建に着手されたのです。」
「はじめは任意団体“地球と共に生きる会”として数人のメンバーでスタートし、2002年にNPO法人格を取りました。この頃から不二阿祖山太神宮の再建は始めていましたが、神様事を手がけるには宗教法人が必要だということになり、2009年に宗教法人になりました。」
引用:やや日刊カルト新聞
❝富士山の裾野に養子に来て❞とあるので、元々その土地の出であったり、宮司の血筋を引いているという訳ではないようですね。
渡邉氏ご本人の家系と富士王朝との間には直接の関係はないようです。
また、渡邉氏のご家族についても調べてみましたが、紹介されている文献は見つかりませんでした。
❝40年前に養子に❞とありますが、そのころ渡邉氏は30歳。
そのタイミングで婿養子(妻の両親のもとに養子に入ること)になっている可能性もありますね
まとめ
今回は、北島康介さんらが傾倒する新興宗教「不二阿祖山太神宮」とはどのような宗教団体なのか、教祖の渡邉聖主はどのような人物なのか、について調べてまとめました。
・不二阿祖山太神宮は2009年に設立したばかりの新宗教
・山梨県富士吉田市に拠点を置いている
・「宮下文書」を教義に据え、富士王朝が実在していたと主張、古代神社の再建に注力する団体
・不二阿祖山太神宮を再建するにあたり、宗教団体が必要だということで設立された
・教祖の渡邉聖主は40年前から「宮下文書」を研究
・教祖に選ばれた経緯や背景は不明
新しく設立したばかりの団体ということで、まだ情報が少なく、分からないことが多いという印象です。
※後日判明した情報があれば、随時更新していきます。
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