いよいよ新年度がスタートし、各局の朝の情報番組もイメージを一新しています。
そんななか、視聴率上位の常連である『めざましテレビ(フジテレビ/朝5:25‐8:00)』も今年度のテーマソングを新調しました。
起用されたのは、十代に絶大な人気を誇るAdoの「いばら」。
この曲は『めざましテレビ』放送30年目という節目を記念して、シンガーソングライターのVaundyが作詞作曲を手がけ、番組のために書き下ろしたという渾身の新曲です。
しかし、これまでofficial髭男dism「HELLO」(2020年度)や、YOASOBI「もう少しだけ」(2021年度)、なにわ男子の「サチアレ」(2022年度)など、爽やかで明るいイメージのテーマソングを起用してきた同番組。
今までとのギャップもあってか、視聴者からは「なぜこの曲にしたのか?」「朝に合わない」と辛辣な意見が相次いでいます。
今回は、『めざましテレビ』Adoの新曲が不快という視聴者の声と、不評な理由、Adoが同情されるワケについて調べてまとめました。
『めざましテレビ』Adoの新曲が不快?
4月3日(月)の放送から起用されている、新テーマソング・Adoの「いばら」。
ネット上では視聴者からどのような評判なのでしょうか。
さっそくみていきましょう。
すみません、もうめざましテレビのAdoが嫌で仕方無い。小田和正さん、髭男、イクラちゃん、なにわ男子…爽やかだったり明るかったりだったのに、、もうなんて歌ってるかわからないし、朝に合わないので、聴く気にならない。#めざましテレビ ado
— サンサラ餃子 (@ginzacat) April 8, 2023
私だけでは無かった
— ともぷー (@LOVE86746190) April 13, 2023
めざましテレビのAdoのテーマソング
聞き慣れないだけかと思ってたけど
やっぱり、朝はもう少し軽めのテンションアガる(٩Üو)↑ようなテーマソングにして欲しい
Adoちゃんが嫌いな訳じゃないのよ。朝の5時半からは向いてないだけなのよね
#めざましテレビ
#ado
めざましテレビの新しいテーマソング、うるさい。
— のりかく (@norikaku) April 4, 2023
Adoさんが嫌いなわけじゃなくて、朝一番に聞くには合わない。
声が力強すぎて、BGMにならない
曲としてはいい曲なんだろうけど
ただただミスマッチ
なかなか厳しい声が多いですね…
この「いばら」という曲ですが、歌詞を拾ってみると「甘ったれた浅い眠りに傷をつけ」「魅惑の痛み」などなかなか朝のイメージとは結び付かない鋭いワードが羅列しています。
メロディもアップテンポでとてもかっこいいですが、確かに「今日も爽やかな朝が来た!頑張るぞ!」という感じではないかもしれません。
どちらかというと、憂鬱な日常に自らを奮い立たせて立ち向かっていくような、勇気を与える曲という印象を持ちました。
不評な理由
視聴者からここまでに酷評されてしまう理由は一体なんでしょうか。
大きくまとめると、以下の2点に絞れるように思います。
①朝の雰囲気に合わない
お腹にズン!とくるような力強い歌声と、その独特な歌い方が魅力のAdo。
そして「いばら」という朝には少し重たいタイトルと、歌詞の内容。
ネット上では、
「Adoは好きだし曲も好きだけど、朝じゃない」
「朝からパンチが強すぎる」
という声が非常に多く聞かれました。
その❝パンチの強い声❞に魅了されるファンが多いアーティストだけに、このような評価をされてしまうのは何だか悲しいですね。
②BGMに適さない
こちらの曲、実はオープニングだけではなく、天気予報や占いなど番組内の随所で使われているんですね。
視聴者からは、
「天気予報の内容を聞きたいのに、全然頭に入ってこない」
「BGMがノイズになってしまってる」
などの声も聞かれました。
番組コンテンツのBGMとしても使用するのであれば、そこも加味した選曲が必要なんですね。
Adoが同情される理由
上述したネット上の視聴者の声をもう一度見てみると、
「Adoちゃんが嫌いなわけじゃないのよ。朝の5時半からは向いてないだけ」
「Adoさんが嫌いなわけじゃなくて、朝一番に聞くには合わない。ミスマッチ」
と言われており、全体的な評判をみても「Ado自体は悪くない」とする意見が大半のように見受けられます。
そもそも今回この曲を起用することに決めたのは、紛れもなく番組制作側の人間です。
おそらく若年層の視聴率を底上げするために、若者に人気が高いVaundyに作詞作曲を依頼し、歌い手にAdoを起用したのでしょう。
もともとメッセージ性の強い曲が多く、独特な歌い方を特徴とするアーティストですから、言ってしまえばAdoに関しては自身の世界観を貫いているだけです。
アーティストの人気にあやかることを優先して、「爽やかな朝の情報番組」というイメージを二の次にしてしまった番組制作側の謬見というべきかもしれませんね。
まとめ
今回は、『めざましテレビ』Adoの新曲が不快という視聴者の声、不評な理由とAdoが同情されるワケについてまとめました。
・朝の情報番組のテーマソングとしては評判が良くない
・不評な理由は「Adoの声や曲自体が朝に合わない」「BGMとしても不快」といったもの。
・Adoの歌声自体や世界観はかっこよく大変魅力的。問題なのは、視聴者が期待する「爽やかな朝の情報番組」というイメージを汲み取れなかった、番組制作側のミスマッチ。
かくいう著者も、新入社員の頃は『めざましテレビ』で流れる西野カナの『Have a nice day』を聞きながら、「頑張れ私~頑張れ今日も、行ってきます♪行ってらっしゃい♪」と気分を上げて出社していたものです(世代がバレますね)。
朝の情報番組のテーマソングには、思わず家を出る時に口ずさみたくなるような、爽やかで軽い曲が合うのかもしれませんね。
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