落合陽一が子供の口唇口蓋裂を公表する理由|幼稚園は不要の教育方針

人物

「現代の魔法使い」という異名をもち、メディアアーティストや大学教授、テレビのコメンテーターとしても活躍する落合陽一さん。

時々その奇抜な髪形が話題になることも…


2025年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)では、テーマ事業プロデューサーという重要な役割を担うなど、まさに国を代表するメディアアーティストです。

そんな落合さんですが、私生活では3人のお子さんの父親
そして、長男は「口唇口蓋裂」という特徴を持って生まれたことを明かしています。


たびたび落合さん自身のSNSにも登場するお子さん。
自らの動揺や戸惑いなどの感情も含め、隠すことなく公表するのはなぜなのか。


また「幼稚園には通わせない」という独特の教育方針を明かしていますが、その理由はなぜなのか。


今回は、落合陽一さんが子供の口唇口蓋裂を公表する本当の理由と、幼稚園は不要の教育方針に込められた意味について調べてまとめました。


落合陽一が子供の口唇口蓋裂を公表する理由

落合陽一が子供の口唇口蓋裂を公表する理由、それは「同じ特徴を持って生まれた子の親にアーカイブ(デジタル化した記録)を残すことが、当事者の救いになると思ったから」と明かしています。


先述の通り、落合さんには現在3人のお子さんがいらっしゃいます。

そして、その一番上の息子さんは、「口唇口蓋裂」という特徴を抱えて生まれました

引用:Togetter

口唇口蓋裂とは?
胎児期の間になんらかの理由によって組織が欠損・癒着を起こし、口蓋(舌の上にある、鼻と口の間の壁)が左右に分かれていること。
裂傷は片側のみの場合もあれば、左右両方に及ぶ場合もあります。


口唇口蓋裂自体は、500人に1人の割合で発症するとも言われ、比較的頻度の高い先天性異常と言えます。

適切なタイミングで手術を受けることによって予後良好ですが、過去には正しい知識を持たない親が手術を拒否したことによって、幼いわが子の命を失ってしまう悲しい例も…


落合さんは、息子の写真をたびたびSNSに投稿してきた理由について、「(自分も)父になったとき数時間パニクった」と語っています。


上記のような悲しい事例を今後生まないために、同じ特徴を持った子供の親に向けて、発信されていたのですね。

引用:Togetter


実際に、落合さんの投稿を見た人たちからは、

「いつかのニュースで見ましたが、口唇口蓋裂の我が子を受け入れきれずに餓死させてしまった事件を思い出します。哺乳が困難だったり日々のケアがあったりと手は掛かるかも知れないけど、治療で治るという事が当たり前に知られる世の中になってほしいですね。」

「当事者の家族としても思いは同じです。 私も、弊息子が24週で産まれた時や水頭症と判明した時は、どうしたらよいかパニックになりましたが、たくさんの当事者の方々の情報に救われました。何も分からない不安が続く事がなにより一番ツラいので、様々な発信は求める人にとってはありがたい」

「ちゃんと手術すれば、違和感なく治る病、だけどもネットの情報というのは錯綜していて真実に辿り着けない。落合教授だからこそ、多くの人により届くのかもしれない。」

といった感謝の声が多く寄せられていました。


「ネット上で公表するなんて」と言った声も少数聞かれましたが、一部ではその特徴的な外見から偏見を持たれてしまうこともあるなかで、「影響力があり、知名度の高い落合陽一さんだからこそ発信できる正しい知識」でもあるのだろうな、と感じました。


幼稚園は不要の教育方針

幼稚園に通わせない理由


以前、育児雑誌「たまひよ」の取材のなかで

「僕はできれば息子を幼稚園に通わせたくないと思っています。」

と語っていた落合さん。
そのように考えるのはなぜでしょうか。


落合さん曰く、「集団教育は必要がないから」だと説明しています。


もちろん預けなければならない家庭環境がある場合も想定しつつ、

「集団教育で子どもは❝平均化❞されてしまう」
「平均的な人間に強みはない」
「これからは人とは違う尖った感覚を持つ人間が、より重宝される

というご自身の考えを綴っています。

義務教育以前に、幼いころから幼稚園で集団生活に慣れ、良くも悪くも周囲に馴染んで平均化されてしまうことをよく思っていないのでしょうね。


但し、「他の子と関わる」ことは大切で、特に少し年上の子と関わる機会は重要だと考えているそう。

奥様は幼稚園に通う代わりに児童館へ連れていき、他者とのかかわりを学ばせているとのことでした。


現在は3人の子供がいらっしゃる落合さん。
落合さん自身は1日の多くを研究室で過ごすと語っており、子供と過ごせる時間は週に2時間ほどなんだとか。

週2時間を長いととらえるか短いととらえるかは意見が割れそうなところですが、その分濃い時間を過ごしていらっしゃるのでしょう。


わんぱくなお子さんをほぼワンオペで家庭保育している、奥様の協力があってこそ叶う教育方針ですね

尖った子を育てる

引用:Togetter

落合さんの目指す教育方針❝尖った❞子を育てること。

尖ってると言っても、人に迷惑をかけて悪目立ちするという意味ではなく、個性があり独特の感性に長けている子、ということでしょう


そのために大切にしていることとして、

・こどもの「好き」を止めてはいけない
・基本は「自由に!」
・擦り傷はあって当たり前、危険なものは排除してそれ以外は自由にさせる
・こどもが好きなもの、欲しそうなものに気づいてあげる
・こどもに対して誠実でいること

その他にも、生後間もなくスマホを買い与える、シャープのロボット「ロボホン」2台が子育ての相棒etc…

くるくる回るメリーや可愛いぬいぐるみではないんですね。。
さすが落合さん、革新的。


まだ幼いお子さんですが、5歳の時点で大人が理屈の通らないことを言うと

「それはおかしい。そんなことを言うならやらない!」

と筋の通らないことはしっかり反論するんだそうです。

これからどんな❝尖った❞子に成長していくのか、将来が楽しみですね。


まとめ

今回は、落合陽一さんが子供の口唇口蓋裂を公表する理由と、幼稚園は不要の教育方針に込められた意味について調べてまとめました。

・息子さんとの日常を包み隠さず投稿する理由は、「同じ状況にある親御さんに向けて、アーカイブとして記録に残すため」
・幼稚園不要と考える理由は、「平均化」されることに危機感を感じているから

「現代の魔法使い」なんて呼ばれる落合さん、その教育方針や考え方も❝尖って❞いるなあと感じる部分も…

しかし、「こどもの好きを伸ばす」「こどもに対して誠実でいること」という言葉にはすごく共感します。

大切なわが子だからこそ、「それは触っちゃダメ」「危ないから~」とついつい口を出しでしまいがち。

しかし、(危険なことは除き)もっとこどもを信頼して、見守る姿勢が大切なのだと改めて考えさせられますね。

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