2023年4月から放送のドラマ、『だが、情熱はある(日本テレビ)』。
今では知らない人はいないといっても過言ではない、お笑い芸人「オードリー」の若林正恭さんと、「南海キャンディーズ」の山里亮太さんの笑いあり涙ありの半生を描いたドラマです。
📺今夜10時30分
— Daiichi-TV (@SDT_bansen) April 30, 2023
日曜ドラマ
「#だが情熱はある」
🟢第4話🔴
2000年、若林(#髙橋海人)と山里(#森本慎太郎)は、あがいていた。大学を卒業した山里は芸人活動に本腰を入れるものの、和男とのコンビ『足軽エンペラー』の知名度はいまだ皆無…#KingandPince#SixTONEShttps://t.co/9cFLtbG4S5
その中で登場した「足軽エンペラー」は実際に山里さんが組んでいたコンビ名。
映像内で登場する相方は「かずお」とされていました。
しかし、実際の元・相方のお名前は、西田富男さんという方で兵庫県出身、元暴走族のリーダーで紆余曲折を経てお笑い芸人を志したというちょっとユニークな経歴をお持ちの方でした。
今回は、お笑いコンビ「足軽エンペラー」の解散理由は山ちゃんの❝地獄の追込み❞、元相方・西田富男さんが社長を務める建設会社はどこか、について調べてまとめました。
山ちゃんが最初に組んだコンビの解散理由がヤバかった...
侍パンチ水上の現在!相方を禿げさせた山ちゃん鬼の追込みと結成秘話
足軽エンペラーとは
山里さんは大学に通いながら、NSC(吉本興業の養成所)に入学。
そこで最初にコンビを組んだのが「侍パンチ」でした。
しかし、山里さんの理不尽ともいえる❝厳しいしごき❞に相方が耐えかねて解散。
その次に組んだコンビこそ、のちに当時の人気番組『ガチンコ!漫才道』で優勝を果たすお笑いコンビ、「足軽エンペラー」でした。
1999年に結成し、相方は西田富男さん。
養成所の講師を通して、引き合わされる形で初めて出会いました。
元相方・西田さんは早くから山里さんの「お笑い芸人」としての素質や才能に惚れ込んでおり、「自分なんかと組んでくれてうれしい!」と思ったのだとか。
最初に組んだコンビを、今同じことをしたら(昔でも十分まずいですが)即クビになりそうなパワハラをして解散に追い込んだ山里さん。
しかし、ここでもまたまた❝悪い癖❞が出てしまいます。
一生懸命考えて作った渾身のネタをクラスで披露しても全くウケない。
一方で、同期の中には早くも頭角を現すコンビも出てきて、ネタを披露すればドッカンドッカン笑いをとる。
おそらくドラマの中で登場する❝エリートお笑いコンビ❞は、キングコングさんをモデルにしたのでしょう。
ネタがウケないと「俺のせいでごめんね」といつも謝ってくれる西田さんに対して、
「頼むね、マジで!」と返し、自分の責任など微塵も感じていなかった山里さん。
その暴走っぷりは日に日に悪化していくのでした。
山ちゃんの空回りはもう誰にも止められません…
解散理由は山ちゃん地獄の追込み!
山ちゃんやりたい放題の❝地獄の追込み❞とは
山里さんの
「なんでウケないんだ」
「他のヤツの漫才を見て笑ってる場合じゃないだろう!」
そんな焦りや妬みは、当時一番近い存在だった相方である西田さんに向かってしまいます。
山里さんが西田さんに課した、地獄の追込み
・24時間お笑いのことを考えろ
・セリフを覚えられないと怒鳴って罵る
・吉本の先輩や社員との人間関係作りや積極的な飲みの場への参加
・バイトを休ませる
・彼女とデートの前にわざと予定を入れる
・女性ファン獲得のため外見への気遣い
などなど…
こんなもはや主従関係ともいえる関係性が2年も続いたというのだから驚きです。
西田さんかわいそう…というかこんな理不尽に耐えられるというのは、よほど山里さんの才能を信じて尊敬していたのでしょうね。
事態急変、相方からコンビ解散を告げられる
しかし、ある日事態が一変します。
打ち合わせに遅れてきて謝ろうとする西田さんに対して、山里さんは話を聞き入れず、怒鳴り声をあげたその時…
「ドン!」と壁を蹴って怒鳴り返す西田さん。
しかも近くに停めてあった自転車を持ち上げて、山里さんめがけ怒りに任せて投げつけました。
山里さん、きっと口あんぐり…だったでしょうね。
ずっと自分の意見に反論せず、従順に従ってきた❝家来❞が突然反乱を起こしたわけですから…
その後、コンビ解散を宣言して立ち去った西田さん。
でもこの話には、「これにてコンビ解散!以上!」で終われない、ちょっとした続きがありました。
後日談:西田さんの人柄と山ちゃんへの想い
呆然とする山里さんの元にかかってきた一本の電話。
その相手は、怒ってその場を立ち去った、相方の西田さんでした。
「今まで足を引っ張ってごめん」
「自分は才能がなかったから芸人をやめる。山ちゃんはこのままお笑いを続けてくれ」
そして、山里さんの仕事に迷惑がかからないよう、
「山ちゃんはそういう人(仕事で突然穴をあけたりする人)じゃないから、次の収録までは迷惑をかけないようコンビとして一緒に参加する、その日をもってコンビとしての活動を最後にさせてもらう」
という内容でした。
あの舞台の直前に喧嘩して、来ないかもしれなかったけど来てくれた。
— 山里 亮太 (@YAMA414) April 30, 2023
その時にかずおくんは
「山ちゃんは続ける人だから舞台を急にやめる人間なんて噂は流れてはいけないと思うから、行くわ」といってくれたのよね。 #だが情熱はある
最後まで、山里さんの才能に惚れ込んだファンのひとりとして気にかけてくれていたのですね。
また、コンビ解散からしばらく経った頃、西田さんが❝山ちゃんの元相方❞としてテレビに出演し、コメントを寄せたことがありました。
西田さんに申し訳ないという気持ちを持っており、謝りたいと申し出る山里さんに対して、
「(あの頃のことを)申し訳ないと思わないでほしい」
「鬼だったけど、怖かったけど…本当に楽しかった」
「山ちゃんとコンビを組めてよかった」
そして、
「僕の唯一誇れることは、山ちゃんの才能に誰よりも早く気づいて、邪魔をしないっていう決断をしたこと」
だとお話しされていました。
なんて懐の深い方なんでしょうか…
ネット上でも、ドラマ版で同様の放送がされた回では様々なコメントが寄せられていました。
足軽エンペラー解散で和男が山ちゃんに言う「がんばってな」が切なくて重かった。夢を諦めた人からの励ましの声、それを全部背負って進むのってどんなにしんどいだろう。実際のお笑いにエモを持ち込みすぎるのは好きじゃないけど、ノックアウトステージ観たあとだからか余計沁みた。#だが情熱はある
— あまのさき (@amnsnma_) April 30, 2023
足軽エンペラー解散…。
— ぱいなぽ🍍 (@3U5Fa2JeWNfImKl) April 30, 2023
情熱があるが故にだね…。
これは2人とも辛い🥲
かずおくん、あんなに言われたのに山ちゃんの為に来てくれるなんて本当に優しい人だね。
#だが情熱はある
西田富男の建設会社はどこ
2020年放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』のなかで、山里さんの元相方・西田さんが登場。
現在は建設業の社長をしていると明かしています。
どちらで会社を経営されているのか調べてみましたが、お名前から見つけることはできませんでした。
兵庫県加西市ご出身ということなので、地元で建設業を営まれているのかもしれません。
大変な苦労をされてきたと思われる西田さんですが、芸人を目指していたころからの懐の深さや忍耐力が今の成功に繋がっているのだろうと感じました。
まとめ
今回は、お笑いコンビ「足軽エンペラー」の解散理由は山ちゃんの❝地獄の追込み❞、元相方・西田富男さんが社長を務める建設会社はどこか、について調べてまとめました。
・コンビ解散の理由は、山ちゃんの厳しすぎるしごきや追込みに、元相方が耐えかねたから
・元相方は現在建設会社の社長、会社名は不明
最近の山里さんと言えば、人気女優・蒼井優さんと結婚してお子さんに恵まれ、朝の情報番組の司会を務めるなど公私ともに絶好調。
黒歴史とも言うべき自身の過去をさらけ出して自伝を出版したり、ドラマ化するあたり、「根っからの芸人さんなんだな」と思ったり。
相手の背景を知ると、不思議と応援したくなりますよね。
今後ドラマ『だが、情熱はある』がどのような展開と結末を迎えていくのか、楽しみに見守っていきましょう♪
山ちゃんが最初に組んだコンビの解散理由もヤバかった
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